2023.10.26
| 最終更新日: 2024.4.3
電子ビーム溶接の解説 ③電子ビーム溶接の使用例
弊社は摩擦圧接と電子ビームの受託加工を営んでおります。
恐らくどちらの加工もあまり聞きなじみがないかと思いますが、是非知っていただいて、色々な製品に採用していただけるよう、分かりやすく解説します。
電子ビーム溶接は、一番の特徴としまして歪の少ない溶接が可能です。よって精密で精度が要求される完成品同士の接合や、研磨のみを残した状態での接合に多く採用されています。又、レーザーのような金属反射が無い為、小さい製品に対しての溶接も得意です。
1、完成品同士の溶接
2,小さい部品の溶接
電子ビーム溶接は通常の溶接では難しい材料でも可能です。銅合金の溶接やアルミの溶接でも通常の接合よりより深い溶接が高い品質で可能です。又、溶接前後に部分的に予熱や後熱を与える事により割れやすい材料も溶接可能です。
3、銅溶接
どのような溶接でも得意不得意がありますので、製品によって適切な金属接合を選んでいただいて、より良い製品作りに繋げていただければと思います。